抜本的片付けの先に見たもの (E)

 7月の最終週末に子どもたちと3人で6時間かけて片付けと掃除をした。捨てたものの量はそれ程でもなかったのだが、とにかく片付ける場所を徹底して決めた。そしたら、なんと1ヶ月経った現在もリバウンドなしでスッキリ部屋をキープできている。こんなことは子どもたちが生まれて以来初めてなので感動していると同時に、今回の片付けのどこが抜本的だったかを分析している。

 

 まずは片付け本に100%書いている「モノに住所を」を遂行した。子どもたちのものは子どもたちに決めさせたことも決定打であろう。子どものものが落ちていても、声がけするだけでそれぞれが戻せるようになり、私が片付けなくてもよくなった。「モノ住所手法」はあまりに当たり前のことだが、これを徹底するだけでほんとに変わるのだなと初めて実感した。みんな頭では「もとの場所に戻すなんて当たり前じゃん。」とわかっているけどこれが簡単なようで徹底できないから散らかるのだ。とにかく「徹底」することも合わせて重要であると思う。人類ははみな、「あとで戻そう」で総崩れしてきたのだ。

 

 至極当たり前のことを「徹底してやる」。これだけだった。ただ、これについては当たり前がゆえにみんなすでにわかっていることで、脳内でのイメージもばっちりできると思う。私もそうだった。

 

 では、なぜ「わかっているのにリバウンドしてきたのか」

 

 その「徹底」は1つの例外も許されないからだ。とにかく毎回元の場所に戻す。ただこの1点だけ気をつけルことで片付いた部屋は半永久的に手に入るようだ。

 

 「頭ではすぐわかる」「簡単なこと」

 これを「徹底」させることが「難しい」ということは、たぶん1度壁を越えることでしかわからないのだなということが今回わかった(片付けマウント)。

 

 世の中の片付け本、どれを読んでも上から目線で書かれているように(勝手に)感じられたのは私だけではないはず。でも今回自分でまとめていて思ったが、この「できた」「まだできていない」の壁を越えたか越えていないかで受け取り方は変わるのかもしれない。遅ればせながら人生がときめきはじめました。(やかましい)